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生き残りを賭けた"宅配便革命"

以前テレビで、"国内初の宅配便システム"を考案したある運送会社の特集が放送されていました。

この会社は大正8年の、日本全国のトラックを集めても200台程度しかないような時代に、1人の実業家が東京の銀座に社屋を構えてトラック4台で始めたもので、創業から11年経った昭和4年には、東京―横浜間に日本で最初の路線便を始め、数年後には関東地方の運送を一手に担う会社にまで成長しています。

また昭和26年には航空会社と契約を結んで、航空貨物の取扱を開始しさらに4年後の昭和30年には国内だけでなく海外の航空会社とも代理店契約を結んだり、昭和48年には新たにコンピュータ部門を設けて独自のシステムの開発に乗り出し、翌年には貨物輸送のオンラインシステムを完成しました。

けれども高度成長の波が押し寄せて高速道路も次々と完成されるようになると、他の業者は次々と長距離輸送の分野を開拓していきましたが、機を逃して結局は倒産寸前の状態に追いやられてしまいました。

そこで当時の社長は、存亡の危機から脱出するために役員たちの大反対を押し切り、切り札として長年温めてきた "宅配便"の構想を実行に移し、いわゆる宅配便革命を起こしたのでした。

それと並行して全国の主要都市への営業所開設に向かって本格的な事業拡大に乗り出した結果、当初は取扱数も年間で1,000万個程度であったのがわずか2年後には月間で1,000万個に、さらに平成5年には月間の扱い数は1億個にも達し、業績は一気に好転し始めたのでした。

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